2025.10.11更新

目黒駅徒歩1分のオーガニックサロンunleash(アンリーシュ)stylist、spalistの片桐です。

 

UNLEASHではおなじみのヘナカラー。その美しいオレンジ〜赤みの発色を生み出している主成分が、ローソン(Lawsone)と呼ばれる色素成分です。
今回は、このローソンがどのように髪に色をつけ、ダメージをケアするのかを、少し専門的に解説します。

 

■ ローソンは「ナフトキノン系」の天然色素

ヘナの葉には、約1〜2%の割合でローソン(2-ヒドロキシ-1,4-ナフトキノン)という天然色素が含まれています。
このローソンが、髪のケラチンタンパク質と化学的に結合(共有結合)することで、鮮やかなオレンジ色の発色が生まれるのです。

 

 

■ 髪を「コーティング」ではなく「結合」して染める

一般的なカラー剤は、髪の内部に染料を浸透させて発色しますが、ヘナの染まり方は少し異なります。
ローソンは髪表面のケラチンのアミノ基と反応し、分子レベルで結びつくため、いわば「染める」というより“髪と一体化するイメージです。

このため、ナチュラルヘナに関しては色落ちが少なく、回数を重ねるごとに深みのある色とツヤが増していきます。

 

 

■ 髪のダメージケア効果

ローソンには、発色だけでなく抗酸化作用・収れん作用もあり、ダメージ毛を引き締めてツヤを出す働きがあります。
また、髪の表面を薄くコートすることで、紫外線や熱から髪を守る天然のプロテクション効果も期待できます。

 

 

■ 発色と色の変化について

染めた直後の色は明るいオレンジ〜赤みを帯びていますが、空気中の酸素と反応して徐々に深みのある色へ変化します。
この酸化反応によってローソンが安定化し、色持ちが良くなるのがヘナカラーの特徴です。

髪質によっても発色は変わります。
• 明るい髪 → 鮮やかなオレンジ寄り
• 黒髪 → 光の加減でほんのり赤みが出る
• 白髪 → 明るいオレンジ〜銅色に染まる

 

 

■ ローソンの含有量と品質の違い

ヘナの品質は、このローソンの含有量で大きく変わります。
一般的に、ローソン含有量が高いヘナほど染まりが良く、色持ちも長い傾向にあります。

今UNLEASHで扱っているヘナの中でも最高峰の沖縄で作られる国産ヘナはローソンの量がインド産のヘナの3倍以上あるのでかなりしっかり染まります。

 

ローソンは、ヘナの美しい発色を生むだけでなく、髪を補強しツヤを与える天然のトリートメント成分でもあります。
化学染料のようなダメージを与えずに、髪の強さと美しさを育てるのがヘナの最大のメリットだと思います。

 

カラーでお悩みの方はぜひスタッフまで 

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